南福岡駅は、福岡県福岡市博多区寿町にある九州旅客鉄JR鹿児島本線の駅です。1890年1月20日 に雑餉隈駅（ざっしょのくまえき）として九州鉄道が開設しました。当初は大野城市にある本来の雑餉隈町に設置される予定でしたが、地元住民が反対運動を起こしたため、現在の場所に路線を変更して設置された経緯があります。1907年7月1日 に九州鉄道が国有化され、国有鉄道の駅になりました。現在の駅名になったのは、1966年11月です。南福岡電車区開設により雑餉隈行きの列車が設定されるようになりましたが、難読駅名である事と知名度が低いため改称されました。この際、南福岡電車区が隣接していることから南福岡駅に改称されたという説があります。以前の木造駅舎が1994年の放火で焼失して仮駅舎となりましたが、1999年に駅ビル式の駅舎に改築された。駅ビルは鉄骨鉄筋コンクリート9階建、1～2Fは店舗、3～9Fが賃貸マンションの構造で、改札口は2Fにあります。隣にはJR九州管内最大の南福岡車両区が所在し、5番乗り場奥に多数の電車が停まっているのが見えます。春日市及び大野城市と隣接している立地で、駅の乗車人員は増加傾向で、駅近隣の住宅の開発も進んでおります。南福岡車両区の存在で、待避線を使用して分割・併結を行う列車も存在します。