名島駅(なじまえき)は、福岡県福岡市東区名島にある西鉄貝塚線の駅です。1924年5月23日に博多湾鉄道汽船の駅として開業しました。1959年駅舎が改築されました。2004年8月2日に現在地に移転し、新駅舎で開業しました。かつて存在した名島城にちなみ、駅舎は和風の造りとなっています。2015年時点の1日平均乗降人員は2,615人です。名島は、日本の歴史上において数々の出来事でその名を刻んでおります。神功皇后が三韓(昔の韓国)へ船出するとき、軍勢の名を呼んだことから「名を呼ぶ」が地名になったとも伝えられる名島。その代表的な存在のひとつは、名島神社です。三韓遠征の無事平穏を祈って神功皇后が祈願成就のお礼として、この地に宗像三女神を奉納されたのが神社の起源と言われています。神功皇后にまつわる神社であることから、古より時の権力者が数多く参拝しています。もともとは、現名島公園(名島城跡)の場所にありましたが、1578年豊臣秀吉により浜に下ろし移されました。他、名島城趾、名島の檣石、名島飛行場跡の碑・岸壁跡など数々の名跡が残されております。近年は、大型マンションをはじめとした新たな住宅地として開発が進んでおります。