西鉄平尾駅は、福岡県福岡市中央区平尾にある西鉄天神大牟田線の駅です。旅客向け案内では「西鉄」を省略して「平尾」と案内されます。なお、駅名に社名が付いているのは、かつて国鉄筑肥線に平尾駅が存在していたためです。駅の歴史は、1924年4月12日に八幡駅として開業しました。その後平尾駅に改称され、1942年9月22日に西鉄平尾駅に改称されました。2015年時点の1日平均乗降人員は12,648人です。1990年代に駅の老朽化に伴う再開発計画が持ち上がったものの、用地買収ができず、補修工事を行うだけにとどめていました。その後2004年に駅ビルを建設開始し、2006年に完成しました。駅から500m程度の圏内にコンビニエンスストアが多いのが特徴です。駅の位置は中央区の南端部にあたり、駅前の道路を横断すると南区に入ります。駅周辺は小規模な商店が散在し、町の大多数は住宅地としての色合いが強いです。バブル期までの開発によりマンションは多い住宅地の構成となっています。大規模な学校や商業・観光施設が少ないことで、市の中心部に近いにもかかわらず、利用者は駅周辺の地域住民が中心となっています。